ハラールとは
ハラールはイスラーム法で「合法」あるいは「許された物」を意味します。
また、「疑わしい物」としてシュブハ。
「禁じられる物」としてハラーム。
という基準が存在します。
ムスリムの方は基本的に、ハラールである食品以外を口にする事は許されていません。
ハラールの考え方
基本的に、全てのものはハラール(許されている)です。
しかし、アッラーが禁じた物は食べてはならない。
ハラールに屠殺されていない肉、不衛生な物、毒物を含んだものは食べてはならない、毒性のある虫や害虫を食べてはならない、重度ナジスの動物は食べてはならない、などが定められています。
基本的には、衛生的で、特定の種の動物・生物およびそれらを加工して精製される原料を含まず、適切な方法で処置されている事がハラールであるとされています。
ハラーム(禁止されているもの)の一例
- 豚、犬
- ハラールな方法で屠殺されていない死肉
- 淡水生物/両生類(ただし魚や海の生物は一部の学派を除きハラール)
- 長く鋭い歯や爪を持つ動物(虎、熊、象、猫、猿など)
- 病原菌を運ぶ動物や毒を持つ動物 (ゴキブリ・鼠・蠍・ヘビ・ハチなど その種に毒性はなくとも類似する外見を含む)など
ハラール認証とは
ハラール認証はムスリムの消費者が食品をチェックするための指標となる規格です。
この認証は食品・化粧品・医薬品などに対する規格で、ハラールな方法・原料で処置されたものであるという証明となります。
ムスリムの国民が多い国では、この規格を用いていない事業者に対する輸入制限が行われています。
ハラール認証を取得していないものに対する輸入制限を行っている国の一例
インドネシア
2024年10月以降は全ての飲食料品を規制
2026年10月以降は全ての化粧品他、多数の分野を規制
2029年以降は薬品や医療機器を含めたものなども規制する
マレーシア
肉類・肉加工品については輸入の際にハラール認証が必要。
今後のハラール食品市場
イスラム教徒(ムスリム)は、2010年に16億人、2030年には22億人(世界総人口比26.4%)となることが予想されています。
人口の拡大とともにハラール食品市場も拡大の傾向にあり、対応する食品である事を示すハラール認証は重要な規格であると考えています。
2021年東京オリンピック・パラリンピック競技大会、徳島も開催地域にあたるワールドマスターズゲームズ2021関西、約5000万人が訪日すると見込まれる2025大阪万博を控え、増大する訪日ムスリム旅行者に配慮した食事の提供により、ハラール食品のインバウンド需要の拡大も見込まれています。